Ooh La La

宇宙戦艦ヤマトの二次創作小説や創作日記など書いています。

 地球から遠く離れた天の川銀河中心部――。「間もなく、大型輸送船二隻が中立地帯を出て来ます」「全艦戦闘配置を維持したまま、警戒を怠るな」 主力戦艦ハルナ艦長葉山は、白い手袋をきつくはめ直し、緊張の面持ちで艦橋の士官たちの働きぶりを確かめた。そして、ちらと ...

 本作「風の惑星」は、初めて挑戦した超人ロックの二次創作小説です。 始めた物語は、基本的に完結させたいと思っていますので、話の途中で連載を中断して、中途半端になっていた事が、かなり心残りだったのですが、完結まで持って行く事が出来て、ようやく一段落となりま ...

 惑星ディールでは、それまでの強風が嘘のように収まっていた。 ロペスとその家族は、一家で新たに与えられた農地の土壌を作るべく、トラクターに乗り、土を掘り返していた。彼の妻や、ジョージも、同じように汗を流して働いていた。ちょうどジョシュアは、街へ買い物に行 ...

 勢いよく猛然とダッシュしたアンは、光の剣を作ろうとしているサンドラに飛び掛かった。倒れ込んだサンドラに、アンはのしかかる。「ちょっ! ずるいぞ、まだ剣が出来てないってのに!」「だからこうしたの!」 二人は、その直後にテレポートして艦内から消えた。 ラズリ ...

 ソルドレークと名乗る少年は、ロックにデスクの前の椅子に座るように促した。部屋まで連れてきたマーク少佐は、一礼するとドアを閉じ、部屋には入らなかった。 ロックは、二人きりになり、辺りの様子を確かめた。殺風景な部屋で、デスクと椅子があるだけだった。ロックは ...

「ロックさん! 待ってくれ」 すたすたと宇宙艦の通路を行くロックに、マキムラは焦った様子で謝罪を続けていた。「すまない、本当に俺は知らなかったんだ」 ロックは、急に立ち止まると、マキムラの顔を無表情にじっと見つめた。何を言われるのかと戸惑うマキムラは、戦々 ...

 マキムラを先頭に、数名の兵士たちが、ロックの病室に現れた。「ロックはまだ意識がない。このまま、運び出して連れて行くしかないか?」 ロックの部屋に戻ったジョシュアとアンは、その一団を見つけて驚いていた。「マキムラさん?」 マキムラは、振り返って二人の姿を ...

「あの子が超能力を使ったなんて……」「ああ、神様どうか悪い夢だと言って」 教会で呻くように祈りを捧げる男女がいた。 それを陰から見つめる少女。 ……お母さん、……お父さん 私は、そんなにいけないことをしたの? 友達と、その家族を救おうとしただけなのに…… ...

 2020年4月以降、連載を中断していた超人ロックの二次創作小説、風の惑星の続きを公開します。 2年と3ヶ月位のかなり長い間が空いてしまいしましたが、いつか完結させねばとずっと思っていました。出来れば、今回の再開で、物語を終わらせたいと思っています。 私 ...

 ようやく完結させました。 これを書いている途中は、体調不良が続いたり、入院、手術といろんなことが、ありました。 やっと終わらせられたので、今はかなりほっとしています。 ここ数ヶ月、非公開で細々と書き続けていましたが、最終回を本日書き終えたので、3話一気 ...

 その後――。  一同は、バラン星に戻り、今後のことを話し合った。  デスラー総統が引き起こした銀河規模の人格交換による混乱を収める為には、真田が解析したシステムへのアクセス手順をガミラス側に引き渡すことが必要不可欠だった。 藤堂――まだヴェルテ・タラン ...

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